昨今人気が高まっている米国株取引に関して、SBI証券と楽天証券がサービスを強化しています。今回は、米国株取引の強化内容について記載します。
はじめに
年末年始にかけて、各証券会社が米国株取り扱いのサービスを充実させてきました。新サービスには、信用取引・定期積立・ポイント投資等があります。
S&P 500やGAFAMを代表とする米国株の利回りの良さに気づいた国内投資家の多くが、日本株より米国株を指定する機会が増え、顧客を取り込むための施策と想定されます。
米国株信用取引取り扱い開始
2021年12月にSBI証券から米国株式の信用取引を開始するとの発表がありました。日本証券業協会の”外国証券の取引に関する規制”の改正を受けたもので、この施行日である2022/7/1に合わせてサービスを開始する予定だそうです。
楽天証券からも、2022年1月に米国株式の信用取引を開始すると発表しました。SBI証券と同じく、2022/7月開始を予定しています。
手数料など詳細は不明ですが、日本株より大きなパフォーマンスをたたき出している米国株に流れていく投資家も多いのではないかと思われます。
ただし、少ない手元資金から開始できる信用取引は魅力大ですが、ストップ安・高制限なしの米国株式市場でレバレッジをかけ過ぎるのはかなりリスクが大きそうです。細心の注意を払う必要がありそうです。
※マネックス証券も2022/7月から米国株信用取引を開始すると発表(2022/1/25)がありました。
SBI証券と楽天証券の米国株取引サービス比較
2021年12月から楽天証券では、”米国株積立“および“米国株のポイント投資対応“を開始しています。
どの証券会社も人気の米国株対応に力を入れており、ここではSBI証券と楽天証券の米国株サービス状況について、簡単にまとめてみます。
SBI証券 | 楽天証券 | |
取扱銘柄数 | 約5000 | 約5000 |
手数料 | 0~ 最大22ドル | 0~ 最大22ドル |
定期積立投資 | 〇 | 〇 |
ポイント投資 | × | 〇 |
貸株 | 〇 | × |
以前と比べて、楽天証券のサービスがかなり拡充されてきた感があります。SBI証券にはまだSBI銀行を介したドル転の強みがありますが、うかうかしていられない状況です(SBI証券での、ドル転の方法はこちらに記載しています。)
まとめ
昨年までの爆発的なパフォーマンスが継続するかは分かりませんが、当面米国株人気は続きそうです。サービスが向上されるのは、ユーザーにとって大変ありがたいですね。信用取引のレバレッジでヤケドする人が続出しないことを願っています。
日本株人気向上に、プライム改革時に1株から購入可能とかならないですかね。そうすれば、個人がもっと日本株を購入する機会が増えると思うのですが。
以上、 SBI証券と楽天証券で米国株信用開始の紹介でした。
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