楽天証券のサービス改定がまた行われます。最近の流れを踏襲して、ユーザーには不利な方向です。今回は改正点3点について紹介します。
はじめに
楽天証券のサービス変更情報が発表されました。楽天銀行・SBI証券の改善・改悪サービス4項目の記事で最後の砦だと思われた、投信ポイントの削減も含まれています。
要点は、以下の3点です。
- カードクレジット決済ポイント還元率変更
- 投信積立の楽天キャッシュ決済開始
- 投信SPU条件の変更と米国株式追加
カードクレジット決済ポイント還元率変更
2022年9月から、これまで一律1%だったクレジットカード決済による投資信託積立の還元率が、信託報酬における手数料に応じて0.2%~1.0%に変更されます。
変更前 | 変更後 | |||
100円につき1ポイント | 1%還元 | 手数料年率0.4%以上 | 100円につき1ポイント | 1%還元 |
手数料年率0.4%未満 | 500円につき1ポイント | 0.2%還元 |
ただし、積立投資は信託報酬の低い商品が好まれるため、ほとんどの人気インデックス投信は0.2%の方に属すると思われます。一覧は、こちらで確認できます。
投信積立の楽天キャッシュ決済開始
オンライン電子マネー 楽天キャッシュによる投信積立が始まります。
楽天カードから楽天キャッシュにチャージ時に0.5%のポイント還元があります。2022年8月~12月分買付分までの期間限定ではありますが、投信買付時にも0.5%還元されます。併せて、1.0%という訳です。
クレジットカードによる買い付けは月5万円までという金融庁からの制限がありましたが、これにより、クレカ5万円+楽天キャッシュ5万円の合計10万円/月の積み立てが可能になります。
投信SPU条件変更と米国株式追加
2022年4月から、米国株式投資もSPUアップの対象商品に加わります。ポイント投資とは楽天ポイントを使って投資ができるサービスで、それぞれの取引において、楽天ポイントを1以上使用すればOKです。
ルール変更後は、楽天証券と楽天銀行の口座連携サービスであるマネーブリッジ設定も必要条件に加わります。
最大SPU+1.0は変わりませんが、投資先を2つに増やすのと、対象金額が増額されているのが痛いです。
2022年3月まで | 2022年4月から | ||
500円以上のポイント投資(投資信託) | SPU+1.0倍 | 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託) | SPU+0.5倍 |
当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済) | SPU+0.5倍 |
まとめ
他にもいくつかのサービス変更があるので、こちらで確認してください。
楽天証券で少額ながら積み立てをしておりましたが、今回の変更を機に別証券に移そうか否か検討中です。ちょっと、魅力が薄くなってきた感は否めませんね。
他のユーザーの方は、楽天経済圏に残るのか、はたまた投信移管無料でSBI証券に移るのか、どう判断されるでしょうか。新規組はSBI証券に向かう人が増えそうです。
以上、楽天証券再改悪の紹介でした。
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